おはようございます。台風が通過しましたが、まだまだ大変なことになっている地域もある様です。今朝のニュースを見ていて、本当にお気の毒な状況にあるなと感じています。私が住む地域は昨日雨はひどかったのですが、それも午前中にはやみまして。終日どんよりとした曇空で風も吹いてはいましたが、いつもより少し強いかなという感じでした。
所詮コマですから・・・
昨日会社の人と話していて出た言葉
昨日、会社の人と仕事の話をしていた時、「しょせん僕達はコマにすぎませんから」という言葉が出てきて少し驚きました。一緒に話をしていた彼は、新卒入社で10年くらい勤務しているいわゆる生え抜きという立場。すでに役職にもついています。私の様な中途入社の新参者とはちょっと違う人。そんな彼がそういう風に考えていたのかと少し驚きました。
私の様な立場の人間の考え方でいけば、所詮個人は会社にとってはいくらでも替えがきく捨て駒でしかない。と考えていても全く不思議ではないのですが。
会社における個人の役割なんて大したことはなくて、誰かが辞めたら仕事立ち行かなくなるなんてこともない。会社なんて誰が辞めても存続するし、替えの人間はいくらでもいるのです。
しかし逆から見た場合、個人から会社を見た場合は若干違ってきてしまいます。確かに転職は自由にできる世の中ですが、いつでも好条件の会社に転職できるとは限りません。年齢が上がれば上がるほど難しくなっていきます。
時間の引き換え
若い頃の自分を考えると、時間なんてものは無限にあって、無駄な時間を過ごしたとしても全く気にならないというか、そんなことは考えた事もありませんでした。しかし年齢を重ねるにつれ時間は有限で貴重なものだとつくづく考える様になりました。自分が単純にそう考えるだけで、世の中の賢い人達は若い頃から時間の貴重さに気づいていたかもしれませんが、私は若い頃はのほほーんと過ごしていました(笑)
その貴重な時間(人生)を会社に差し出して得られるのがお金なんですが、最近これって釣り合ってないよなーと感じています。
別に私がすごく仕事ができる人間で、その割合に給料低いなとかそいう事ではなく、会社に使う時間や犠牲にするものと比較して得られる対価はそう大した事はないなと感じる次第で、これは偉くなって給与が上がった人はもっともっと犠牲にしているものは多くあるだろうと思っているところです。
コマの人生を変えられるか
会社というものに属して働いている人達は、自分達は替えのきくコマであるなんて事は重々承知の上で働いているでしょう。それは対価を得なければならないので。この仕事が好きで天職だと思って働いているサラリーマンはゼロではないと思いますが、数は少ない様な気がします。おそらくそう感じて働いている人達というのは、独立しているか、フリーランスの方が多いのではないでしょうか。
凡人である私がコマの人生を変えようとして思いつくのはセミリタイアでした。準備ができていないので、さてどうしたものかと・・・。慌てて準備を始めているのですが、間に合うかどうかという感じです。
さいごに
まぁみなそれぞれ考え方の違いがあるし、このまま会社のために犠牲を払ってでも勤め上げたいという人もいるでしょうし。またそうやって長く1つの会社に勤めた事を誇らしく思う人もいるでしょうし、私みたいにいくつか転職を重ねた人もいるでしょう。しかしどんな会社員人生であれ、頂く給料以上に個人が犠牲にしているものはある様に感じています。昨日は、そんなことをグルグルと考えさせらた一日でした。
by労働白書


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